万葉の花とみどり
万葉探訪記  春日大社万葉植物園
奈良春日大社万葉植物園『神苑』・・・昭和7年、やはり佐佐木信綱らの尽力によって、春日の地に開園した本邦最古の植物園。由緒はむろんのこと、規模は驚くなかれ、春日大社隣接約3ヘクタール(9000坪)もの広大な敷地に、万葉植物+亜種その他を含め300種以上が植栽されているというもの。春日大社は、不比等が平城遷都を期に藤原の氏神を祀ったことに始まるので、大社の社紋そのものが「藤」。回遊式庭園「藤の園」には多種200本の藤が公開されている。万葉植物は、ムラサキが数株、大賀ハスや古代米が目を引いた。ちなみに、園のパンフレットのいきなり冒頭に佐佐木信綱の名があったのには驚いた。信綱はその著書『万葉萬筆』の中で「・・・萬葉植物園の実現を見ることができればと希望せられる次第である・・・」と記しておられるが、仙覚遺跡同様、ここでも文化財保存に関わっていたとは・・・感動した次第である。
藤園:藤原氏を象徴する植物「藤」だけあって力の入れようが違う。花期に訪れる事ができなかったのが残念。

入り口:書籍や植物の販売も行っている

古代米のコーナー:案内板なども充実している

案内板:おこめと日本人というテーマ

万葉植物と人々の生活との関わりを解説したコーナー

 
ムラサキ:パンフレットにもあったので期待していたが支柱付きの数株が植えられていた。おそらくは1年目だろうが、花も1輪確認。花や葉から邦産種に違いない。保存状況や栽培のノウハウも聞きたかったのだが係員不在にて残念。

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