万葉集を象徴する花「紫草(ムラサキ)」の保存活動に当たっての遵守事項!

 保存活動にご協力頂く場合、次の各点について事前のご了解・ご誓約が条件となっております。いずれも、開花受粉による雑種化を防ぎ純系を守るためであり、ご理解下さりますようお願い申し上げます。

1.    『紫草の保存活動』は、個人所有の株の一部を、NPOの事業ために提供するものです。NPO会員が、事業に関わることができます。

2.    一般への広報活動にご活用下さい。画像を撮影したり、株を公開することもできます。ただし、商業的な活動はできません。

3.    個人所有の株を一時的にお預けし、栽培協力をお願いするものです。担当の許可なく、配布した株の貸与・譲渡はできません。

4.    株を増やすことは出来ます。ただし、混種防止のため、タネは取らず、挿し木のみで10株を上限とします。また、栽培状況の報告やイベントのため、株の貸し出しを依頼することもあります。

5.    保存活動の開始・辞退に伴う、株の受け渡しに関わる費用は各自の負担となります。

6.    この遵守事項は、NPOの定例会にて、変更されることがあります。

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「紫草栽培のポイント」

1.     栽培環境

(1)大きな鉢かプランターを推奨:鉢底石は多め、普通の培養土で、表面は鹿沼土で覆う。乾燥を好むが、排水のよい土を用いている関係、毎日水は必要。高温に弱いので西日を避ける。部屋の中での越冬は可能。

(2)移植はできるだけ避ける:根詰まりしやすい小さな鉢からの移植は本葉数枚期がベスト。ある程度成長してからだと逆に根を傷める可能性が出てくる。

(3)観察:良好な環境であれば一年目でも花径6-8mm程度の花をつける。(右画像10円玉の数字6×8mm)

2.     害虫・病気防止

(1)花の付く頂部にはウィルスを媒介するアブラムシが集まりやすい。アブラムシを呼び寄せるアリを駆除。木酢液・アセビの抽出液・牛乳などが良いが、効果が持続しないのでとにかく回数。被害があまりにもひどい場合は、オルトラン希釈液を使用、効果を確認しつつ最小限の使用にとどめる。

(2)ナメクジやダンゴムシには天然有機忌避剤を使用:木酢液は効かない。土壌を汚染したくない場合は、株の近くにプレートを置き、その上に薬剤を置く。

(3)葉が黒変は即廃棄:変化した部分は思い切って切り取り、焼却するか離れた場所に廃棄する。わき芽がつぎつぎと出てくるので、心配ない。

(4)他の植物との混植:マリーゴールドやニラ、ニンニク、ネギ、ハーブ類は効果があるようだ。混植による天然の忌避効果と湿度の安定も大きな要素。

3.     増殖させる場合

(1)挿し木で増やす:梅雨のはじめか、9月の長雨期が成功しやすい。

(2)  タネは作らない:開花受粉による雑種化を避けるため、タネは採取しない。花が咲いたらどんどん切り花にするか、種が出来る前につみ取ってしまう方が、かえって花数も多くなり、老化が進まない。

(3)  西洋ムラサキ(右画像)に注意:国産種と思いこんで栽培している愛好者がいる。小さく黄緑色がかった白花で、花びらは卵形で重なりが少なく、薄い葉色の葉間が狭く分岐が多いのが特徴。

※参考サイト「紫草保存活動」を検索。

問い合わせ:大伴妬持  yakimoti_ohtomo@mail.goo.ne.jp


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