万葉の花「紫草(むらさき)」染め作品

ムラサキによる紫根染め作品+作業画像集
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紫根染め作品いろいろ
絹プチストール:右は弱酸性で媒染
絹靴下:絹の吸湿効果と色素の皮膚保護になるのでは?
Tシャツの染め上がり:練習も兼ねてシャツの裏表両面を使って同様な絞りデザインを施してみた。シンプルな○系絞りだが強いコントラストも得られる。顔料化してムラになる事も多いので、防止薬を加える方法もあることはある。しかし、ムラサキのムラ染めもしゃれになるし、見方によっては「お手製」の証。あまり神経質にならずに染め物を楽しみたいものです。
紫根染めウール:染め具合でこれだけ色の違いが出ます。これに薄紫、減紫も加わるので意外に表現力豊かな染色素材だということがわかります。
<以下紫根染め作業手順> 紹介するのは手のかからないコンパクトな方法。本格的な染色には、布の20倍以上の紫根、大きな容器、微妙な工程、それに作業を何度も繰り返す体力気力、気の遠くなるような「時間」が必要になります。ムラサキ草の栽培の苦労を考えると、45p角の絹のスカーフを染めるコストは万を超えるのではないだろうか?
なべに布を広げ乾燥紫根を置く。湯(70度以下)を注いで、根が少し膨潤してから布口を縛る。布の10倍量は欲しいところ。
絞って染液とする。時間をかけ過ぎると色素が顔料化することもある。熱いのでゴム手があるとよい。
前処理済みの布や糸を浸ける。空気に触れぬようにするのが望ましいので、染液を増やすか、材料を少なめにするかである。
染液をよく絞り次の操作に移る。ここまでは鮮やかな赤〜臙脂色を呈する。1回目の操作としてはかなり濃いめの例である。
ミョウバン水溶液(60℃程度)に入れて媒染する。赤から紫色への劇的変化が見られる。操作で最もおもしろみのある段階。
最低10分の媒染を経て、水洗。染めを繰り返す場合は、ここで完全に媒染剤を洗い流しておかねばならない。
 動 画 1 : 赤から紫色への劇的な変化がわかります。(15秒)
 動 画 2 : 媒染が進んで、紫色が深くなっていきます。(15秒)
その他の紫根染めサンプル画像集
既製品のシルクハーフ:染め重ねは2回のみだが光沢が美しい
ウールの深染め:重ね染めの必要のないほどよく染まる。
小川の武蔵絹への紫根染め:4カ所の絞り染め
絹ハンカチーフ:ビー玉などを絞ってみた。花輪絞りのつもりだったが、形が崩れてしまった。なかなか簡単にはいかないようだ。
コットンガーゼ:6箇所の結び目で絞ってみた。木綿や麻は染まりにくいというが、染料の量と根気次第でなんとかなるようだ。
左:絹ポケットチーフジョーゼット2g 右:絹4g
薄ハンカチで古代紫を表現:まず、文句なしの深紫(こきむらさき)であると自負する!画像ではわかりにくいが、絹の光沢がなんとも言えない。
左画像のアップ版:ジョーゼットははじめは染まりが悪かったが、回数を重ねた結果、独特の風合いと色の深みが加わり、すばらしい仕上がりとなった。

陰干し:深紫染めは、濡れていると黒に近い。
紬コースター(右:綿、左:絹):ともによく染まっているが、絹は端に光沢が出る点、秀でている。
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